脂質異常症について
脂質異常症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪の値が慢性的に基準を超えている状態であり、動脈硬化を進行させる大きな要因です。自覚症状がないまま進行することが多く、心筋梗塞や脳卒中などの重大な疾患に繋がるリスクがあるため、早期発見・早期治療が重要です。
特に横浜市神奈川区や港北区など、都市部でも食生活や運動不足による脂質異常症の患者さんが増加しており、地域の皆様の健康管理の一環として、定期的な検査と専門的な評価が求められています。
脂質異常症の診断基準
日本動脈硬化学会の『動脈硬化性疾患予防ガイドライン』では、以下の数値を基準としています:
- LDL(悪玉)コレステロール:140 mg/dL以上
- HDL(善玉)コレステロール:40 mg/dL未満
- 中性脂肪(トリグリセライド):150 mg/dL以上
これらの値が持続的に高い場合、動脈硬化や心血管疾患のリスクが高まるため、医師による適切な診断と治療が必要です。
当院で行う検査
当クリニックでは、横浜市・神奈川区の皆様に向けて、以下のような検査を通じて脂質異常症を総合的に評価しています:
- 血液検査(LDL・HDL・中性脂肪・総コレステロールなどの測定)
- 頚動脈エコー:動脈硬化の進行度を確認
- 血管年齢検査(CAVI/ABI):血管の硬さや詰まりを評価
- 心電図・心エコー:心疾患の有無をチェック
これらの検査によって、単に血中脂質だけでなく、血管の状態や心臓への影響も可視化することができます。
治療と生活習慣の見直し
脂質異常症の基本的な治療は、食事・運動・生活習慣の改善です。特にLDLコレステロールが高い方には、動物性脂肪の摂取を控え、野菜・魚を中心とした食生活をご提案します。
また、効果が不十分な場合や心血管リスクが高い方には、スタチンなどのコレステロール低下薬を用いた薬物療法も行います。
神奈川区・港北区・横浜市で脂質異常症が気になる方へ
脂質異常症は自覚症状がなく、健診や血液検査で偶然発見されるケースがほとんどです。しかし、放置すれば重大な病気につながる可能性もあるため、予防・早期発見が鍵となります。
当院では、循環器内科専門医が、地域の皆様の血管の健康を守るためのサポートを全力で行っています。神奈川区や港北区、横浜市周辺で脂質異常症を指摘された方、ご家族に心疾患のある方などは、ぜひお気軽にご相談ください。未来の健康を守る第一歩を、私たちと一緒に踏み出しましょう。